Innovareのバイオリファイナリープロセスは、ゴム種子殻（RSS）から高品質なバイオ炭を生成し、検証可能なCO₂除去（CDR）パスウェイを創出します。農業廃棄物を安定した炭素貯蔵に変換することで、企業のネットゼロ目標達成を支援するとともに、東南アジアのゴム生産地域における持続可能な発展に貢献します。

カーボンクレジットの仕組み

廃棄物から炭素吸収源へ

天然ゴム農園では毎年数百万トンのゴム種子が発生し、その殻は通常地面に放置されて分解され、CO₂として大気中に放出されます。当社の特許技術である熱分解プロセスにより、これらの殻を数百年から数千年にわたり土壌中に固定可能な安定したバイオ炭に変換します。

炭素除去プロセス

1. 収集: タイおよび東南アジアのゴム農園ネットワークからゴム種子殻を収集
2. 熱分解: バイオリファイナリー施設にて制御された熱変換を実施
3. バイオ炭生産: 安定した分子構造を持つ高炭素含有バイオ炭を生成
4. 土壌適用: バイオ炭を農地に施用し、炭素固定と土壌改良の両効果を実現
5. 検証: 確立されたカーボンクレジット基準に基づくMRV（測定・報告・検証）

 

環境インパクト

スケールアップ時のCO₂除去ポテンシャル

スケール	年間処理量	CO₂除去ポテンシャル
タイ国内	ゴム種子100万トン	殻分からの大規模炭素除去
東南アジア	400万トン以上利用可能	地域規模での拡大
グローバル	世界のゴム農園	数百万トン規模の除去能力

 

当社バイオ炭の特長：

• 高炭素含有率（通常70%以上）
• 長期安定性（100〜1000年以上の固定）
• 土壌健全性・農業生産性向上への共便益

 

パートナーシップ機会

企業バイヤー様向け

高品質な炭素除去クレジットをお求めの企業は、Innovareとのパートナーシップにより以下が可能です：

• 検証済みバイオ炭ベースカーボンクレジットへのアクセス
• トレーサビリティと透明性を備えた炭素除去プロジェクトの支援
• ゴム生産地域における持続可能な農村生計への貢献
• SBTi（Science Based Targets initiative）の恒久的炭素除去要件への適合

 

プロジェクト開発者・投資家様向け

以下の皆様との協業を歓迎します：

• カーボンクレジットプロジェクト開発者
• 炭素除去検証機関
• 気候ソリューションに注力するインパクト投資家
• 農業・林業関連ステークホルダー

 

トレーサビリティと検証

当社のカーボンクレジットの仕組みは、以下の要素を備えることを想定して設計されています：

• 農園からバイオ炭施用までの完全なサプライチェーントレーサビリティ
• EUDR準拠の調達文書
• 炭素除去量の第三者検証
• 国際的な炭素会計基準に沿った透明性のある報告

※本プロジェクトでは、Puro EarthまたはVerra等の第三者認証スキームを視野に入れ、カーボンクレジット認証の取得を検討しています。

お問い合わせ

カーボンクレジットに関するパートナーシップにご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。

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